ネイリストは、お客様の爪を綺麗に整えるだけではなく、お客様とのコミュニケーションやカウンセリングなども含めたサービスを提供する仕事です。
しかし、ネイリストは離職率が高いことでも知られています。
今回は、元ネイリストのAさんに、ネイリストを辞めた理由をインタビューしました。
ネイリストを辞めた理由
Aさんがネイリストになったきっかけは、美容が好きだったことと、人と接することが好きだったからです。
最初はやりがいを感じていたのですが、徐々に辛い部分が目立ってきました。
仕事内容に納得できなかったから
一つ目の理由は、爪に関する問題です。
Aさんが働いていたサロンでは、お客様の爪に問題がある場合でも、できる限り施術をするように言われていました。
しかし、そのような状態で爪を施術すると、爪の問題が悪化することがあります。
Aさんは私はお客様の健康を害することはできないと考え、爪に問題がある場合には、施術を断らなければなりませんでした。
しかし、そのような場合には、お客様に不快な思いをさせてしまうこともありました。
長時間の立ち仕事による疲労
二つ目の理由は、長時間の立ち仕事での疲労です。
ネイリストは、長時間座っているわけではありません。
爪を整えるためには、お客様の手を持って、腕を伸ばしたり曲げたりする必要があります。
そのため、肩や腰などの部位に痛みが生じることがあります。
また、手荒れや乾燥肌なども問題になります。
Aさん自身も、長時間の立ち仕事による疲れや体調不良に悩まされるようになりました。
ネイリストを辞めた後は
引き続きAさんへのインタビューです。
Aさんはネイリストを辞めたからといって、後悔はしていません。
現在は違う職業に就きましたが、前職で培ったコミュニケーションスキルや、美容に関する知識は今でも役立っています。
また、前職での苦労があったからこそ、新しい職場でのストレスを軽減するための工夫をするようになりました。
ネイリストという職業は、美容に興味がある人やコミュニケーション能力が高い人にとっては適した職業かもしれません。
しかし、美容に携わる仕事はやりがいがある反面、体力や心理的な負担も大きいと感じました。
自分に合ったネイルサロンのチェックポイント
離職率の高いネイリストですが、よい職場に恵まれればネイリストを続けやすいでしょう。自分に合ったネイルサロンのチェックポイントは以下の3つです。
1.会社の詳細を知る
就職先サロンの会社の規模を調べましょう。
一般的には、規模が大きく安定している企業は、福利厚生や待遇面が充実している傾向があります。
また、企業がどのようなビジネスを行っているのかも確認しましょう。
2.サロンが大切にしていることを知る
就職先がヘアサロンやエステサロンのような専門店である場合、そのサロンがどのような理念や価値観を持っているかを知ることが重要です。
そのためには、オーナーや上司がどのような人物であるかを調べる必要があります。
信頼できる人物であることが、労働環境において重要なファクターとなります。
3.研修体制を確認する
新入社員に対して十分な研修期間が設けられているか、その期間中に給料が支払われるかどうかも確認しましょう。
また、入社後のフォローや、無給の残業があるかどうか、忙しい中でも十分な休暇を取れるかどうかもチェックしてみてください。
ネイリストを辞める理由はさまざま!転職するのも1つの手
ネイリストを辞める理由はさまざまですが、長時間労働による疲労や人間関係によるストレスが理由となるケースが多いようです。
自分に合ったネイルサロンかを見極めて就職すれば、より長く仕事を続けていくことができるでしょう。
ネイリストが自分に合わないと感じた場合は、思い切って転職するのも1つの手です。